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多くのお子さまの障壁となる「小1の壁」はその後の「小4の壁」や「中1の壁」を連鎖的に引き起こす大きな壁とも云われています。しかしこの「小1の壁」は小学校入学後も早くても半年以上先に可視化されることが多く、気付いた時にはリカバリーに相応の時間を要すことになります。

ザップではお子さまが充実した学校生活を末永く過ごせるよう、入学後に指摘の多い「つまずきポイント」に絞って短期間でサポートします。ぜひこの機会にご参加ください。

可視化されにくい「小1の壁」

殆どのお子さまは入学してから2学期が終わる頃まではテストで良い点数をご家庭に持ち帰り、よほどでない限り通信簿に?が付くこともありません。その理由は至ってシンプルで、学習指導要領に則った小学1年生の学習内容が「数字」、「簡易な足し算」、「ひらがな」、「基本的な漢字」など、現実的には未就学時期に何らかの形で既に学習済みの内容が多く含まれているからです。お子さまにとって入学後半年程度は「未就学時の学習の復習レベル」といっても過言ではありません。

そのため、当該時期の成績を鵜吞みにして「授業に順応できている」「問題なく学習できている」と判断するご家庭が多くいらしゃいます。しかし、未就学期の復習範囲の単元が終わり、学校授業で初めて習う単元が増えてきた途端にテストの点数がとれなくなり、学習へのモチベーションそのものが低下するお子さまが急増します。

3学期以降にテストの点数やモチベーションが降下するお子さまが急増するのは、表面的には「授業についていけない児童が増えるから」ですが、実のところは「入学当初から学校授業では学びを吸収していなかった児童」が可視化しただけに過ぎません。

乳児期からご家庭での読み聞かせやリトミックなど「耳で聴いて覚える」習慣が付いているお子さまと、早くから文字や映像など「目でみて覚える」習慣が付いているお子さまでは、学習のスタイルが大きく異なります。

学校教育の基本は教科書や黒板から「目で覚える」のではなく、先生やクラスメイトの言葉を「耳で聴いて覚える」ことがベースになっています。そのため「耳で聴いて学ぶ」習慣が付いていないお子さまは授業そのものから学習を吸収する力が弱いため、教科書や黒板とにらめっこして学習を吸収することに夢中になるケースが多いのが特徴です。

「授業への参加力」に必要な力

「授業への参加力」は「耳から学ぶ力」に加え、「言葉」の知識や理解を深めるための話法、つまり「口」を使った国語力の領域に加え、前向きに質問や発表を行うことができる積極性などの非認知能力が複合的に重なってその強弱が左右されると云われています。

そのため、本来小学校入学後に始まる「読み書き」の国語2領域を未就学時に注力する一方で、「聴く力」と「話す力」の国語2領域の学習が不足していたお子さまが「小1の壁」に陥る傾向が高い点には注意が必要です(語学の学習領域の順序を逆に行ってしまったことが引き起こすリスクです)。

詳しくは下記〈ひらめきッズ〉のページをご覧ください。

入学前に強みと弱みを把握しておくことが財産

入学前、或いは入学後にご家族が日常的に目にされるお子さまの学習の様子は、家庭内で宿題やドリル等を自ら進んで取り組む、或いは親御さまがサポートしながら学習に取り組む姿などです。

しかし学校での学習の様子は持ち帰ってくるテストや通信簿、それに年に数度の授業参観や面談などで測り知るしかありません。そのため成績の低下やモチベーションの低下が起こってからでないとその原因に気付けないのが「小1の壁」の最大のリスクです。

入学準備オープンスクールでは、先に挙げた「授業への参加力」に最低限必要な、学校教育で指導者が多用する言葉や単位、位置の指示などへの理解の深化(「教科書の右から〇行目」「左下の絵をみて」「前から○番目」など)、或いは音読など積極的話法のトレーニングなどをスポット参加形式で実施します。1単元完結式ですので「完全にできるようになる」には至らない内容もあると思いますが、入学前にお子さまの能力の過不足や現状を理解しておくだけでも、その後の学習の優先順位を図ったり小1の壁に対する警戒心を持つことが出来るため、リスクを回避できる可能性が高まります。

お子さまが1学期からしっかりと授業に参加して学習を吸収できるようにするための備えとして、ぜひご活用ください。

マスター内容・回数等は年度により異なりますため、2024年度の詳細が決まり次第アップいたします。

(参考:2023年度の内容)

コースの特長

幼児期は将来の学力を大きく左右する国語の「聴く」「話す」の2領域を重点的に養う時期です。

オープンスクールでは小学校教育の授業同様、児童が「コーチの解説や発問を集中して聞き、内容を理解し、記憶・定着させる」といった一連の高度な「聴く」技能の学習を取り入れています。同時に児童が「口頭で発表・表現する」機会も多く取り入れ、日常会話とは切り離した高度な「話す」技能の学習にも力を入れています。

各小学校が熟考した入試問題には幼児期に獲得すべき学力の全ての領域がカバーされており、能力をバランスよく獲得するのに最適な教材です。とりわけ入試問題は高い資質の児童を見極めること目的としていることから、国語の2技能(聴く・話す)を的確に評価するプロセスが組まれており、真の思考力を獲得するにはベストな教材です。

本コースは入会金ならびに施設使用料は不要です。

※ 教材費が別途発生する場合がございます。

お支払い方法は、毎月末に銀行振込にてお願い致します。
なお、少人数完全会員制となるため、定員になり次第締め切らせていただきます。ご要望にお応えできない場合がございますのであらかじめご了承ください。

時間割の詳細は、お電話・メール・コンタクトフォームよりお問合せください。